ふるさと精油をつなぐ会

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イベントレポート
2019/11/14

「シニア森林大学」開校記念セミナー 10月19日(土)於・自由が丘ソフィアホール

当会では2020年春に、森林について総合的に学ぶための大人のスクール「シニア森林大学」を開校いたします。
そのプレイベントとして、開校記念セミナーを開催いたしました。
セミナータイトルは「森と一緒に生きてみる ー森の恵みを考えるー」、講師は当会の谷田貝代表です。

まずは森林ができるまでの、古代~近代の歴史からスタートしました。
今私たちが接している森林は、昔の誰かが植えたものであること。
それがつながって森林や国土が出来上がっていることを実感するような歴史の数々に、会場からは感嘆の声が上がりました。

日本の面積に対する森林率は、66.4%(FAO68.5%)。
「よく日本は森の国と言われるけれど、諸外国と比べてそこまで森林がふんだんにあるわけではない。だからこそ、森林を大切にしなくてはいけない」と谷田貝代表。

そして、日本の森林の環境資源としての機能を金額に換算すると、なんと約70兆円になるそうです。
木材の自給率をいかに上げるか、そして「非木材」をいかに活用していくかも、森を育てながら活性化するキーワードになることがわかりました。

では森から生まれる「非木材」の生産物には何があるのか?
圧倒的に多いのがキノコ類や木炭。他には、樹脂、漆などの樹液、山菜、薬用植物などがあります。
そして、精油も「非木材」の中の一つです。

また、最近よく聞かれる「バイオマス」とは何か?という話も登場しました。
「動植物から生まれた生物資源の総称」を指す言葉ですが、このうちの一つに「林地残材」があります。
文字通り、樹木を伐採して丸太にする際、建材などに利用できないため林地に放置される残材のことを指します。
この残材をうまく活用していくことも、日本の森林の今後の課題であると言えそうです。

他には日本の現状に対して、世界の森林はどうなっているのか?
といったこともお伝えし、最後に谷田貝代表が訪れた諸外国の森林と、そこに暮らす人々の写真もお見せしました。

「日本の山は世界につながっている。日本の山を元気にすることは、世界の森林を活気づけることにつながる」

「木は伐らなければ育たない、そして使わなければ山に元気は戻らない」

谷田貝代表の言葉の数々に、会場の皆さんからは

「非常にわかりやすい話だった」
「木の精油を使うことが、森林で活用されていなかった資源の活用につながることがわかった」
「森林や林業について知ることは、生態を学ぶだけでなく、日本の歴史や道徳観を学ぶことにもつながるのでは」

といったご感想をいただきました。

来春開校の「シニア森林大学」の講師陣及びセミナータイトルも決定いたしましたので、こちらも追ってお知らせいたします。

ご参加くださった皆さん、どうもありがとうございました。
2020年春のシニア森林大学でも、お会いできるのを楽しみにしております。