ふるさと精油をつなぐ会

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イベントレポート
2019/11/14

樹木講座〜森に親しみ、健康に役立てる〜 11月2日(土)於・目黒自然教育園

 

当会は、精油の生産者と消費者をつなぐこと、そしてふるさとの森を未来へつないで行くことを目的にしています。
その一環として、まずは身近な森で樹木について学ぶ機会を持つために、目黒の自然教育園で「樹木講座」を開催いたしました。

まずは講師の降矢先生から、樹木の見分け方の基本を教えていただきます。

樹木は葉で見分ける、樹皮で見分けるなどポイントはいくつかあるのですが、自称「樹皮ファンクラブ」の会員とおっしゃる降矢先生は、樹皮に注目することが多いそうです。

樹皮に注目するのは、「背の高い木だと、葉をじっくり見ることは難しい。また、冬に落葉樹を見る場合は、葉で見分けることはできない」というのがその理由だそうです。
同じ木でも、若い木と年を重ねた木、それぞれの味わいが樹皮に現れていきます。

降矢先生から、様々な木の見方を教えていただき、参加者の皆さんも大忙し。
上を見たり…

足元に落ちている葉を拾ったり…

樹皮や木の根元、立ち上がる部分を見たり。

何気なく見ていただけの木にも、こんなにたくさんの「見どころ」があったことに、驚きの声が上がっていました。

今回は「精油の会」が行う樹木講座なので、嗅覚もしっかり使って木を味わいます。
クスノキ、ヤブニッケイ、シロダモの「クスノキ科三兄弟」を中心に、葉の香りの違いや形の違い、共通する特徴なども皆さんと一緒に学びました。

クスノキは結晶として樟脳が採れ、国産精油の原料にもなっていますが、「兄弟」のヤブニッケイやシロダモも、それぞれ葉を嗅ぐと芳香が感じられます。

今回の一番人気はヤブニッケイの香りで、「離れがたい」と木の表面を撫でている方が何人も登場するぐらいでした。
森の中だからこそ味わえる、特別な香りかもしれません。

さらに降矢先生の誘導で、森の奥で「補気養生功」という簡単な気功や呼吸法を実践しました。
森の中で行うゆっくりとした動きは、ストレス低減にもつながるそうです。
補気養生功を終えた後、心なしか、参加者の皆さんのお顔も生き生きとしていたように思います。

最後は、様々な色の落ち葉や木の実を集めて、全員で「自然のカラーパレットのグラデーション」を作ることに。
「できるだけ、色々な色の葉を集めてくださいね」という降矢先生の指示のもと、子どもに帰ったような気持ちで地面を見つめる皆さん。

全員が集めた葉を並べながら、美しい自然のグラデーションを作っていきます。
この、自然の絵画療法とも言える作業は、メンタルバランスを欠いてしまった方へのワークとして用いられることもあるそうです。

身近な自然に細やかに目を向けていくと、より深くその魅力を味わえることを教えていただいた一日でした。
ご参加いただいた皆さんからも、「普段は精油などの成分にしか興味がなかったが、木の皮や樹形など、今まで自分になかった視点を得ることができた」と、感動の声が上がっていました。

ご参加くださった皆さま、降矢先生、どうもありがとうございました。